ダイエットのウソ

正しいダイエットは継続して実行され、継続してその効果が持続できなければなりません。しかし、世の中には科学的根拠のない痩身術や怪しいサプリメントが横行しています。すぐに体重が減る、サイズダウンできる、といった痩身方法は大半のものが過激な方法で体に多大な負担が掛かるものや、副作用のあるものがあり注意しなければなりません。

部分やせはまゆつばモノ

太ももやウエストに付いた贅肉をマッサージによって柔らかくして燃焼されやすくする、と謳った痩身術を見たことがあると思います。脂肪が消費されるのは生化学反応によってで、物理的な力で燃焼が促進されたりするわけではありません。柔らかくなった脂肪が溶け出してどこかへ行ってしまうのでしょうか?その論理ですと、柔らかくなった脂肪は重力で下半身に集まってきてせっかく太ももを細くしようとやってもらったマッサージが無駄になってしまいます。ダイエットは体全体に効果が現れますから太ももだけ、ウエストだけ反映されるダイエットはあり得ません。

体重が減ることと痩せることは別です

ダイエットグッズの中には、発汗を促す「サウナスーツ」とか「発汗ベルト」などの商品が売られています。ボクシングの選手が減量するために最後は汗をかいて水分を絞り出しリミット体重まで落とす、あの光景が痩せることができるかも知れないという勘違いを誘発させている商品でしょう。よく耳にする言葉で「私は水を飲んだだけで太る」というのがありますが、それは太ったのではなく浮腫んだのです。何か病気がないか心配した方がよいでしょう。人体にしめる水分の割合は重量比率で体重の50~60%であると言われています。水分がこれを下回ることになれば、血液は粘性が増し血栓になりやすくなり、肌はかさかさになってシワも増え、体に良いわけがありません。ボクシングの選手は最後の200gとか500gを落とすためにやっているわけで、恒常的に水分を体から絞っているわけではありません。ちなみにボクシングの選手は計量にパスするとかなりの量の食事をして体重が一気に5kg~7kgくらい1日で増えるそうです。

痩せ薬にはくれぐれもご注意を

その他ウソではありませんが、外国で承認されたいわゆる痩せ薬と言われるものについては、少々注意が必要です。インターネットなどで個人輸入ができるものもありますが、外国で承認された痩せ薬はBMIが30以上であるか、またはBMIが27以上かつ2型糖尿病や脂質代謝障害等の基礎疾患を有している人が投与対象であるので、みだりに購入して服用することは非常に危険だと言えます。

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